C大阪 異例の外国人3トップ全員欠場
「練習試合(45分×2)仙台2-1C大阪」(21日、宮崎・国際海浜エントランスプラザ)
J2C大阪は2次キャンプ最終日にJ1仙台と練習試合を行い、1-2で敗れた。
大阪へ強制送還された元ドイツ代表FWカカウの姿はなく、新加入MFパブロは内転筋の張りで、先発予定だった元ウルグアイ代表FWフォルランは開始直前に左太腿(ふともも)の違和感を訴えるなど、外国人3トップ全員が欠場した。
C大阪は前半23分、仙台MF奧埜に先制点を許す苦しい展開。それでも同31分、左CKからMF関口がグラウンダーのボールを入れるとFW玉田がスルー、フリーのMF山口がペナルティーエリア外から右足を振り抜き同点に追い付いた。だが、同38分に再び奧埜に決められ勝ち越された。アウトゥオリ監督は後半途中にFW永井を下げてDF椋原を投入。DF丸橋を3トップの左に上げる采配で反撃に出るが1点が遠かった。
指揮官は「2失点とも防げた失点だった」としながらも、「ディフェンスについてはキャンプの練習試合を通して大きな課題は出ていない。今までやって来たことを自信を持って積み重ね、オフェンスの確認をこれからやっていける。すごく手応えを感じている」と満足そうに振り返った。
“今季初ゴール”を決めた山口は「うまく入って良かったけど、チームの結果につながらなかった」と敗戦に笑顔はなかった。ただ、クロスバー直撃の強烈なミドルを放つなど4-3-3のアンカーとして存在感を発揮。昨年手術した右膝の状態も良く、開幕に向けて不安はない。