澤 最後のW杯を覚悟「一番が欲しい」
サッカーの女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会(6月7日開幕)で2連覇を目指す日本代表「なでしこジャパン」のメンバーで、自身6度目のW杯出場となる澤穂希(36)=INAC神戸=が7日、テレビ朝日系「報道ステーション」に出演し、「最後のW杯になります」と覚悟の気持ちを表した。
1年ぶりの代表復帰となった1日のメンバー発表後には、周囲の祝福などに対して「涙が出そうでした」と感想を述べていた澤だが、この日のインタビューでは「涙」の理由を問われ、「(発表前から)皆さんは『澤は入る』と言われていたが(代表に)指定席はない。(復帰は)当たり前じゃない」などと振り返った。
前回2011年W杯ドイツ大会優勝の原動力となった澤だが、今年の大会へ向けては「W杯で10番をつけるプレッシャーは感じている。最後のW杯ですし…」と覚悟の弁を語り出した。
澤はその途中でインタビュアーから「最後かどうか分からないじゃないですか」と言葉を挟まれたが、すぐに「分かりますよ、年齢からしても。だから、やる以上は一番きれいな色のメダルがほしいですね」と、連覇にかける強い思いを口にした。