【ニューヨーク共同】ロイター通信は3日、国際サッカー連盟(FIFA)の汚職事件を調べている米連邦捜査局(FBI)が、ロシアとカタールで開くワールドカップ(W杯)についても捜査対象にすると報じた。2013年にFIFAのブレーザー元理事(米国)が、1998年と2010年のW杯招致をめぐり賄賂の授受があったと米連邦地裁で証言していたことも判明した。
18年のロシア、22年のカタール両大会招致の捜査はスイス検察当局が独自で進めてきた。FBIが捜査範囲を拡大したことは、FIFAの腐敗摘発へ全面的に乗りだす姿勢を示したといえる。