FW本田、今は「個人に集中」

 サッカー日本代表FW本田圭佑(28)=ACミラン=が5日、東京近郊で行われている日本代表合宿に合流した。ランニング中心のメニューを終えた後に取材に応じ、6月16日のシンガポール戦(埼玉)から始まるW杯ロシア大会アジア2次予選へ向けた心境を語った。まだ予選序盤であることから「あんまり(チームに)示していこうということもない」と、まずは個人的な面に集中するとした。

 昨年のW杯ブラジル大会は1次リーグで敗退、今年のアジア杯も準々決勝で敗退と、国際試合での低迷が続いているが、今回のW杯予選については「また別物と思っているのでね、本大会と、こういう予選は。だからブラジルでの悔しさをここでぶつけようとかそういう風にも思っていないですし、アジア杯と比べても別物だと思っている」と冷静に向き合っている。

 「予選は予選で予選の難しさも当然あるし、内容にもこだわっていかないといけないですしね。逆にこういう時の方が難しかったりするんですけどね、より完璧を求められたりするんで」と、比較的対戦相手のレベルが低いW杯予選序盤ならではの難しさを挙げた。

 この日は取材エリアでもぴりぴりした雰囲気はなく、口調も穏やかだった。チームに示していくものはあるか、と問われても、「みんなメンバーに入れば誰もが経験できるゾーンなんで。試合に出るチャンスも(予選が)進んでいくよりも最初の方がチャンスは多いと思いますしね、全選手にとって。あんまり示していこうということもないですけどね」と淡々と答えた。

 「(チームに示すのは)監督も十分やっていますし、個人的なパートに集中できればなと思っていますが、もちろん、立場上それは、いろいろ。キャプテン等のサポートもしていかないといけないと思っていますし、4年前とは状況が違うんで」と、基本的には本田自身は自分自身の研さんに努める考えでいる。

 この日はハリルホジッチ監督の細やかで厳しい指導を肌で感じた。ピッチを10周以上走ったり、インターバル走をしたりと負荷の高いトレーニング内容を、「こうやって体を整えることから始められるのはなかなかないですし。やりやすいので。調整のミスは許さないのかなという緊張感があります」と振り返った。

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