落ち込むGK海堀を大野がフォロー
「カナダ女子W杯・1回戦、日本2-1オランダ」(23日、バンクーバー)
まさかのミスで失点したGK海堀あゆみ(INAC神戸)を、FW大野忍(INAC神戸)がフォローした。
後半ロスタイム2分、オランダFWファンデフェンがエリア内、ゴールまで約10メートル地点から放ったワンバウンドのヘディングシュートを、海堀は胸で止めようとした。しかし、後ろにそらしてしまいボールはゴールに入ってしまった。
試合中継の映像には、試合後、海堀を抱きかかえる大野の姿が映し出された。「勝ち、勝ち、勝ち。いいよ、いいよ。全然問題ない」と笑顔で握手。神妙な面持ちだった海堀をケアした。
試合を通じて見れば、海堀は素晴らしいプレーを見せた。特に1-0だった後半30分には、自ゴールに飛んでしまった鮫島のクリアをとっさの反応ではじき返した。その後に阪口のゴールが生まれたことを考えれば、試合終了間際の失点以上に意味のあるプレーだった。