無所属のGK川島、心境吐露
サッカー日本代表としてW杯出場経験を持つGK川島永嗣(32)が22日、約3カ月ぶりにブログを更新し、心境を吐露した。5月にベルギー1部リーグ・スタンダールを退団。現在、所属クラブがなく、所属先を探して欧州で交渉を重ねている。9月のW杯ロシア大会アジア2次予選ではメンバー外となった。
「自分自身コンディションを整えながら可能性を探ってきました」が、所属は決まらないまま。「ここまでくると、何が正しくて、何が正しくないのか、はっきりした答えというのは正直なところ分かりません。代表のこと、未来のこと、ここまで気が狂うような決断もしなければいけませんでした」と、かなりの焦りがあったことを明かした。
それでも「ヨーロッパの基準で、そして世界の基準でゴールキーパーとして成長したい」という一心で、欧州のクラブにこだわってきた。「もしかしたら、ここに至るまでもっと賢い選択もあったかもしれません。でも、何が自分の生き方かを考えた時、苦しみもがきながらも今に至る次第です」と愚直なまでに、自身の成長を選んできた。
いまだ所属は決まらない。Jリーグも18日が選手登録の期限だったが、契約は成立せず、今期の復帰はなくなった。「ご心配をかけて本当に申し訳ありませんが、しっかりとした報告ができる時が来るまで見守っていただけると幸いです」とファンを呼びかけた。