ハリルJ、競争促す 金崎5年ぶり復帰
日本サッカー協会が5日、アウェーで行われるW杯ロシア大会アジア2次予選のシンガポール戦(12日)とカンボジア戦(17日)の日本代表選手を発表した。前回の日本代表と6人を入れ替え、新たな選手にチャンスを与えることを明言した。
10月の代表戦に招集されていないメンバーで、今回入ったのは以下の通り。
▽GK 林彰洋(鳥栖)
▽DF 酒井宏樹(ハノーバー)、丸山祐市(FC東京)、藤春廣輝(G大阪)
▽MF 遠藤航(湘南)
▽FW 金崎夢生(鹿島)
金崎は10年10月の韓国戦以来の代表復帰。今季から鹿島でプレーし、得点はもちろん前線で基点にもなれる選手で、26試合で9得点をマークしている。
ハリルホジッチ監督は「センタリングを有効に利用できる選手はいないかなと探していました。真ん中だけではなく、たくさんのところに動いてくれます。フィジカル的な大きさはそこまでないのですが、デュエルの中でボールを守りながらスピードもある、戦えるしヘディングもうまい」と評価。「昨日見つけた訳ではありません。1年目は時間をかけていろんな選手を追跡して、できるだけ多くの選手を追いかけたいなと」と調査を続けていた選手であると強調した。
ただ、「3月にはまた違う選手かもしれません」と、今後も入れ替えを続けることを示唆した。
今回の代表メンバーは以下の通り。
▽GK西川周作(浦和)、東口順昭(G大阪)、林彰洋(鳥栖)
▽DF 長友佑都(インテル・ミラノ)、槙野智章(浦和)、森重真人(FC東京)、吉田麻也(サウサンプトン)、酒井宏樹(ハノーバー)、丸山祐市(FC東京)、藤春廣輝(G大阪)
▽MF 長谷部誠(E・フランクフルト)、山口蛍(C大阪)、柏木陽介(浦和)、香川真司(ドルトムント)、清武弘嗣(ハノーバー)、遠藤航(湘南)
▽FW 岡崎慎司(レスター)、本田圭佑(ACミラン)、原口元気(ヘルタ)、宇佐美貴史(G大阪)、南野拓実(ザルツブルク)、武藤嘉紀(マインツ)、金崎夢生(鹿島)