遠藤航がボランチ争いに名乗り
「日本代表合宿」(8日、千葉県内)
W杯ロシア大会アジア2次予選に臨むサッカー日本代表が練習を行った。J2に出場したMF山口蛍(25)=C大阪=を除く、国内組11人が参加。雨の中、約30分間のランニングで汗を流した。チームは成田空港発の航空機でシンガポールに向けて出発した。
10月の代表2連戦は負傷のため招集を見送られ、9月以来の代表復帰となったMF遠藤航(22)=湘南=がボランチの定位置争いに名乗りを上げた。
現在、日本代表ではMF長谷部誠(31)=フランクフルト=とMF山口蛍(25)=C大阪=のコンビが主力を担っている。両者に続くボランチの出現が待ち望まれるが、「いろんな選手が出て活躍すれば、日本にとってもいいこと。自分もスタメンを脅かす存在にならないといけない」と意気込んだ。
来年のリオデジャネイロ五輪出場を目指すU-22(22歳以下)日本代表でもボランチを務めており、「A代表でもボランチで出られれば、最終予選(来年1月、カタール)にもいい形で行けると思う」と五輪予選へ繋げるイメージも膨らませた。
今季を「充実した1年」と振り返った遠藤。年内最後となる代表2連戦で、その存在感をピッチに刻む。