9億送金で独連盟会長が引責辞任 一貫して疑惑否定

 【ベルリン共同】ドイツ・サッカー連盟(DFB)のニースバッハ会長が9日、国際サッカー連盟(FIFA)への不透明な670万ユーロ(約9億円)の送金をめぐって辞任した。2006年ワールドカップ(W杯)招致における買収疑惑の報道に対しDFBは一貫して否定してきたが、トップが責任を取って身を引く事態に発展した。

 12年から会長を務めたニースバッハ氏は「常にクリーンに働いてきた。個人的には非難されることはしていない」と述べた。しかし、自らも幹部として関わったW杯の大会組織委員会による05年のFIFAへの送金について、詳細な説明はできないままだった。

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