「Ｊリーグ・チャンピオンシップ・準決勝、浦和１－３Ｇ大阪」（２８日、埼玉スタジアム２００２）

　サッカーＪ１の年間王者を決めるチャンピオンシップ（ＣＳ）が開幕。第１ステージ覇者の浦和と年間勝ち点３位のＧ大阪が激突し、１－１の延長後半１３分に、Ｇ大阪がＤＦ藤春の決勝ゴールで浦和を下し、広島との決勝に進んだ。この日が誕生日の藤春は、カウンターから米倉の右クロスを右足でダイレクトボレー。鮮やかなバースデー弾で自らの誕生日を祝った。

　前半は両者無得点。後半２分、Ｇ大阪のＭＦ大森が高い位置でボールを奪うと、前線へ駆け上がったＭＦ今野がＧＫと１対１の状況でボールを受け、最後はエリア内からシュートを放ち、先制に成功した。　対する浦和は後半１８分にＭＦ梅崎、ＤＦ那須から、ＦＷズラタンとＭＦ青木へ二枚替え。２７分に右ＣＫから最後は、そのズラタンが押し込み、同点に追いつく。後半ロスタイムにはＭＦ武藤が決定的なヘディングシュートを放つも、Ｇ大阪のＧＫ東口の好セーブに阻まれた。　試合は１－１のまま延長戦へ。延長後半１３分、右ＳＨで出場した米倉のクロスを、逆サイドのＤＦ藤春がダイレクトで合わせ、得点に成功。この日、２７歳の誕生日を迎えた藤春が試合を決めた。さらにロスタイムにはＦＫをパトリックが押し込み追加点。Ｇ大阪が決勝に駒を進めた。　勝ったＧ大阪と第２ステージ優勝で年間勝ち点１位の広島によって争われる決勝戦は、ホーム＆アウェイ方式で来月２日と５日に開催。第１戦はＧ大阪のホーム、第２戦は広島のホームで、ともに１９時３０分開始で行われる。