なでしこ屈辱04年以来五輪予選黒星
「サッカー女子リオデジャネイロ五輪アジア最終予選、日本1-3オーストラリア」(29日、キンチョウスタジアム)
日本が初戦を落とした。先に2点を失ってから前半終了間際にFW大儀見優季のゴールで1点を返したが、後半に突き放された。日本女子代表が五輪のアジア最終予選で敗れたのは04年4月26日、アテネ五輪のアジア予選決勝で0-1で中国に敗れて以来。しかも、この時はすでに出場権を獲得した後で、大きく意味合いが異なる今回の敗戦は、大きな衝撃となった。
佐々木則夫監督が就任した07年12月7日以降でも、初めての五輪予選での黒星となった。試合後、指揮官は「皆さんの期待にそうことができなかった。この反省を含めて中1日で戦うわけですから、次、切り替えて1戦も落とせない気持ちでいくしかない」と3月2日の韓国戦へ視線を向けた。
日本が最後に五輪予選で敗れたアテネ五輪予選決勝は、広島で中国と対戦。04年4月26日、0-1で敗れたが、準決勝で北朝鮮を下した段階で出場権を獲得していた。
北京五輪予選は最終予選から出場した。韓国、タイ、ベトナムと同組となり、ホーム&アウェーの2回戦総当たり制での6試合を5勝1分けで終えて出場権を獲得した。
ロンドン五輪予選は中国での集中開催で行われた。日本は北朝鮮、オーストラリア、中国、韓国、タイとの1回戦総当たりで4勝1分け。首位で上位2チームに与えられる出場権を得た。