本田圭佑、実質保有のホルン2部昇格へ 「格別な喜び」
サッカー日本代表FW本田圭佑(ACミラン)が事実上のオーナーを務めるオーストリア3部・SVホルンが、来季2部に昇格することが事実上決まった。12日、本田が所属し、SVホルンを経営する「HONDA ESTILO株式会社」が発表した。
今季残り4試合で首位のSVホルンは、2位のファースト・ヴィエナというチームに勝ち点差を2つけている。優勝チームのみが2部リーグに昇格できるが、ファースト・ヴィエナがリーグの定める2部昇格のライセンス取得に失敗。仮に逆転優勝を許しても、2部に昇格することができないとリーグが公示したため、SVホルンの事実上の2部昇格が確定したとのリリースを出した。
本田は事務所を通じ、「格別な喜びがありますね。選手としての喜びとはまた種類が違う達成感があります」と喜びのコメントを寄せた。もともと、日本人が海外で戦う舞台を用意する目的もあり所属事務所を通じたクラブ運営に乗り出していたが、あらためて「ホルンの目指すところは若い選手をビッグクラブへと繋ぐ架け橋となるクラブです。2部でプレーすることになり、世界の若くて可能性に溢れる選手達がプレーしたいと思うクラブになると確信しています。近い将来、ホルンから日本代表選手が輩出され、世界で活躍する選手を育成していくことがホルンの使命です」とビジョンを示した。
今季の残り4試合については、「僕の仕事は彼らの持つ常識を壊し続け、彼らに可能性を示し、自信を与えることだと思っています。まだ大事な試合が4試合残っているので楽しんで戦ってほしいと思います」と語った。