「キリン杯・日本７－２ブルガリア」（３日、豊田スタジアム）

　日本代表内で「アモーレ」が大流行している。ＤＦ長友佑都が２日に結婚を前提にした交際を公表した女優・平愛梨を「アモーレ（イタリア語で愛する人）」と表現したことがきっかけ。この日は長友のアシストで得点を決めたＭＦ香川真司が「アモーレの前で俺に（一緒に喜んで）浮気したけど大丈夫」と長友をいじったり、既婚者のＤＦ吉田麻也も「俺のアモーレも来てる」と張り合ったりと代表内は「アモーレ一色」に。ただ、長友は「僕のアモーレはただ１人ですよ」と平への愛を貫いていた。

　香川のゴールは長友が呼吸を合わせてクロスを入れたことから生まれた。香川は試合後、「長友さんが素晴らしいアモーレをくれた」と長友を冷やかしながら絶賛。ロッカールームでも「アモーレの前で俺に（一緒に喜んで）浮気したけど大丈夫？」と香川に言われたという長友は「真司は寂しそうにしていました」と余裕の笑み。「真司はプライベートでも仲がいいから、いい時もつらい時も一緒に乗り越えてきた。でも僕のアモーレはただ１人ですよ」と香川への浮気を完全否定した。

　ＤＦ吉田も「俺のアモーレも来てるよ」と長友に張り合ってきたといい、「みんなやたらとアモーレを使いたがるんです」と代表チーム内で「アモーレ」が流行語になっているようだった。ネット上を中心に、年末恒例の新語・流行語大賞に入るのではという声も増えているが、「狙えれば有り難いですね」と冗談めかして笑っていた。

　試合会場では、子どもを中心に「アモーレ！」という長友への歓声が多く聞かれた。長友の耳にも入るほどで、「心の中では笑ってました」と照れていた。