女子サッカーの川澄奈穂美（３０）が１６日、自身の公式ブログで、所属のＩＮＡＣ神戸を退団し、新たなチームに移籍することを発表した。詳細については１７日午前９時に発表するとしている。

　移籍先については明らかにせず「この度、突然ですがＩＮＡＣ神戸を退団し、移籍することになりました。移籍先との兼ね合いもあり、移籍先についてはまだお話しできず大変申し訳ないですが、詳細は明日９時に発表させていただく予定です」とつづっている。

　１７日のチーム練習には通常通り参加予定。ＩＮＡＣ神戸の選手として最後の試合となるのは１９日・ジェフ戦になるという。

　川澄はＩＮＡＣ神戸のＦＷ、ＭＦで活躍。主将を務めた２０１１年にはリーグ初優勝を決め、ＭＶＰ、ベストイレブン、得点王のタイトルにも輝いた。日本代表としても、昨年引退した澤穂希らとともにチームをけん引してきた。１１年のＦＩＦＡ女子Ｗ杯・ドイツ大会では日本代表初の世界大会優勝に貢献した。

　１４年には米プロリーグのシアトル・レインＦＣへ半年間の期限付きで移籍している。

　ＩＮＡＣ神戸では、澤穂希さんと海堀あゆみさんが昨季限りで現役引退。今年から新生ＩＮＡＣとしてスタートを切ったばかり。