復帰の室屋、五輪メンバー入りに意欲
「国際親善試合・U-23、日本-南アフリカ」(29日、松本平広域運動公園総合競技場)
リオデジャネイロ五輪に出場するサッカー男子のU-23(23歳以下)代表は27日、長野県松本市で五輪前の国内最終戦となるU-23南アフリカ代表との対戦に向けて約1時間半、調整した。
合宿2日目となったこの日は、前日に試合のあったMF中島翔哉、DF室屋成(共にFC東京)、FWオナイウ阿道(千葉)らがチームに合流。合宿初日は別メニューだったFW浅野拓磨(広島)、DF亀川諒史(福岡)も全体練習に復帰したが、左肘のじん帯を痛めて南アフリカ戦を欠場する見込みのMF遠藤航(浦和)は、前日に引き続いて別メニュー調整となった。
2月に左足甲を疲労骨折した室屋にとっては、五輪出場権を獲得した1月のアジア最終予選(カタール)以来となる代表復帰。リハビリを経て、12日のJ3戦で実戦復帰して、3試合を戦って来た。
「早くケガをする前の状態に戻したい気持ちもあるが、ここに戻ってくれたのはFC東京のスタッフやトレーナーのおかげ。五輪を目標にリハビリをしてきた部分もありますし、五輪のメンバー発表前では最後となる合宿に間に合ったので、最初で最後のチャンス。このチャンスを生かしたい」と意気込んだ。