琴勇輝 母校のセンバツ選手宣誓に歓喜
「大相撲春場所」(13日初日、エディオンアリーナ大阪)
小豆島出身の東前頭筆頭・琴勇輝(24)=佐渡ケ嶽=が11日、センバツ高校野球に21世紀枠で初出場する母校・小豆島(香川)が抽選で選手宣誓を引き当てたことに、「スゲー、スゲー、スゲー。」と大喜びした。
大会第2日の第1試合で相手は同じ21世紀枠の釜石(岩手)。「もうドラマじゃん。初戦は制したな」と早くも聖地初勝利を期待し、わくわく。千秋楽は27日で、母校の応援に行くためには準々決勝まで勝ち進む必要がある。「そんなあるのか。行きたい」と快進撃を期待するのみだ。
出場が決まってから、野球部に地元名産オリーブ牛1頭を差し入れた。忙しく、部員はまだ口にしてないそうだが、「早よ食わんかい!」と本番が近づき、やきもきした。
自身は自己最高位で初日、大関稀勢の里(田子ノ浦)、2日目には横綱白鵬(宮城野)戦が決まった。「金星(チャンスが)3つか。狙うも何も胸を借りるつもりで行く。どーんと自分の相撲を取る。前に出る、圧力をかける相撲で(横綱に)善戦するなあと思わせたい。野球部を援護射撃できるように。僕は勝ち越し、野球部は表彰台。臆することなく思い切ったプレーをして欲しい」。郷土の後輩に“勇輝”を与えることを誓った。