建山契約 ブルペンの救世主となれ
阪神は25日、前ヤンキース3Aスクラントンの建山義紀投手(38)と正式契約を結び、西宮市内の球団事務所で入団会見を行った。シーズン終了までの契約で、推定年俸は1500万円プラス出来高払い。背番号は「53」に決定した。
大阪出身の建山は「非常にエキサイティングしている。興奮しています」とし、阪神のイメージも「注目度が高いし、ファンの方も熱いというイメージが強い」と話した。
開幕から救援陣の層の薄さが懸案だっただけに、同席した中村GMは「ブルペンの救世主として獲得した。シーズン前半からブルペンは苦労してきたが、いろいろ模索してすばらしい投手を獲得できた」と期待を懸けた。
4年ぶり日本復帰となる建山は、日本ハム時代の04年に最優秀中継ぎのタイトルを獲得。10年オフに海外FA権を行使してレンジャーズ入りし、2年間で通算53試合、3勝1セーブ。今季はヤンキースとマイナー契約を結んだが、5月9日に自由契約となっていた。