西岡が重傷負った東京Dで復活打
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「巨人‐阪神」(11日、東京ド)
阪神・西岡が巨人の「奇策」を打ち破る一打を放った。2点リードの六回1死二、三塁から大歓声に包まれながら代打で登場すると、4球目のファウルでカウント2‐2となったところで、巨人は左翼・亀井を三遊間に配置。内野を5人で守るシフトを取った。
外野は2人となり、右中間と左中間に配置。西岡は5球目をファウルした後、6球目をとらえた。思い切りよく振り抜いた打球は、巨人のシフトをあざ笑うかのように、2人の外野陣の間の中堅の定位置やや後方付近に伸びる、2点適時二塁打となった。
東京ドームは、守備時に飛球を追って福留と交錯し、肋骨(ろっこつ)骨折などの重傷を負った3月30日以来の出場。ファンの声援に応える劇的な一振りとなった。西岡は「気持ちだけで打ちました。これからがスタートだと思っています」と話していた。