阪神“神様”関本の活躍で巨人に勝ち越し
「巨人4‐6阪神」(13日、東京ド)
阪神が“代打の神様”関本の活躍で巨人とのカードに勝ち越した。
1‐3の七回2死満塁から代打・関本が巨人の先発・沢村から、阪神ファンで埋まった左中越えスタンドに逆転の1号満塁本塁打。九回にも1死三塁から中前へ適時打を放ち、2点差として抑えの呉昇桓を楽にした。
関本はヒーローインタビューで「身震いというか武者震いというか、何が何でも打ってやろうと打席に入りました」と、七回満塁時の心境を振り返った。本塁打は2シーズンぶりの通算48本目だが、「そんな感触はとっくに忘れていたので良かったです」と喜んだ。
そのまま一塁の守備につき、九回にも「冷静に打席に入れた」と貴重な追加点打。伝統の一戦で“神様”ぶりを発揮し、「最高です。これからの戦いの方が本当に大事なので、毎日『必死のパッチ』で頑張ります」と、決めぜりふで阪神ファンの大歓声を浴びた。
阪神は四回はマートンの右犠飛で1点。先発・岩田は6回7安打3失点で7勝目(3敗)。
巨人は先発・沢村は6回2/3、7安打5失点で1敗目(1勝)。二回はロペスの16号ソロなどで2点。四回はアンダーソンの9号ソロ。3‐5の七回は、阪神の加藤、安藤を攻め1点を返し、なおも2死満塁としたが、村田が三振に抑えられた。