虎甲子園凱旋は降雨コールド勝ち

力強いボールを投げ込む先発の能見(撮影・田中太一)
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 「阪神10‐5ヤクルト」(29日、甲子園)

 阪神は降雨コールドで、8月1日以来となる4週間ぶりの甲子園で勝利を挙げた。10‐4とリードした九回、代わった渡辺、榎田が1死も取れない乱調。1点を失いなお無死満塁のピンチで、たまらず呉昇桓へ交代したところで雨が強くなり、中断ののちにコールドゲームとなった。

 それまでは文句なしの試合運びだった。初回2死一、三塁からマートンの左前適時打で先制すると、二回には上本の適時打で加点。三回は2死二塁から狩野の1号2ランで加点した。

 四回にも鳥谷、ゴメスの連続適時打の後、1死一、三塁からマートンの中犠飛、2死二、三塁から狩野のこの試合、4打点目となる左前2点適時打で加点した。六回には無死一、三塁からマートンの一ゴロの間に10点目。

 先発の能見は毎回安打を許しながら粘りの投球で7回2失点に封じ7勝目(11敗)を記録した。

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