ゴメス適時打2本!能見今季初勝利
「阪神2-1巨人」(18日、甲子園)
前日17日は1点差に泣いた阪神が、この日は1点差を守り抜いた。巨人は2年目の先発・田口が5回1/3を2失点(自責1)。五回には2死一、三塁の好機で自ら同点左前適時打を放ったが1点及ばず連勝が5で止まった。
阪神は初回、2死二塁からマウロ・ゴメス内野手の中前適時打で先制。五回に追いつかれたが、六回にもゴメスが勝ち越しの左前適時打を放った。
先発の能見篤史投手は7回を5安打1失点で今季初勝利(2敗)。初回からキレのある直球を主体に、テンポ良く投げ進めて四回まで無失点。五回2死一、三塁から田口に同点の左前適時打を許したものの、続く金城を空振り三振に仕留めて追加点を与えなかった。
開幕から3週間で今季初勝利を挙げた能見は「過去2試合あまりいいピッチングができなかったので、とばしていった。自分が勝ちたいというより、チームが勝ってくれたらそれでいい。それを思って一日一日やってきた」と、息詰まる展開での勝利をかみ締めた。
チーム全打点をたたき出した4番ゴメスは「(初回、六回の)どちらも積極的にいこうといこうと思った」と胸を張った。六回は四球出塁の西岡を、続く鳥谷が自身今季初となる犠打を決めて、1死二塁と好機を広げての打席だっただけに「しっかり送ってチャンスをつくってくれた。生かせて良かった」と一丸の勝利を強調していた。