「阪神－広島」（８日、甲子園）

　阪神の藤浪晋太郎投手（２１）が自己最速となる１５８キロを初回に記録。久保田智之と並んでいた球団最速も更新した。

　１死から広島の２番菊池に対して初球１５５キロ、２球目に自己最速タイの１５７キロで２ストライクに追い込んだ。３球目の１５８キロに菊池のバットは空を切り、３球三振となった。

　続く丸に対しても全球直球で勝負。フルカウントから１５６キロ速球で三ゴロに仕留め、初回を三者凡退。二回も木村の打席で１５７キロをマークした。

　藤浪は２日・巨人戦（東京ドーム）で３敗目。しかし、自己最少８回９９球で１失点完投。１０奪三振、初の無四球完投の好投で最速１５７キロをマークしていた。７日の練習では「（２日の巨人戦は）いい感じやったんで、今後も続けていけるように。自分の中でしっかりとテンポ良く、しっかりリズムをつくれるように心掛けたいです」と抱負を述べていた。