「ＤｅＮＡ２－４阪神」（２３日、横浜）

　九回に追いつかれ、延長に持ち込まれた阪神が首位・ＤｅＮＡに競り勝った。前日、５点差をひっくり返したＤｅＮＡは連勝を逃した。

　阪神は延長十回、２死満塁から５番・福留の中前適時打で勝ち越した。

　初回、１死二塁からマートンの右翼線適時２塁打で先制。三回に追いつかれたが、九回に無死三塁から福留の左犠飛で勝ち越した。

　４番手・安部の初球をたたいて決勝タイムリーを放った福留は、お立ち台で「前の荒木がフォアボールだったんで、とりあえず打てる球は初球から何でもいってやれ、と思いきっていきました」と振り返った。

　先発・能見は９回を６安打２失点と粘り、３勝目（５敗）。福留は「なかなか点が取れない中、マウンドで一人頑張ってたんで、何とかチームメートとして助けたいなという気持ちがあった」と話した。

　ＤｅＮＡは１点を追う三回に筒香の左前適時打で同点とし、九回にもバルディリスの左前適時打で追いつく粘りを見せたが、延長十回は２番手・福原の前に三者凡退に終わった。先発・井納は８回を５安打１失点と好投した。