メッセ 復帰登板で7回無失点11K
「交流戦、西武0-1阪神」(29日、西武ド)
不振のため2軍で調整していた阪神・メッセンジャーが、10日の広島戦以来19日ぶりの先発マウンドに立ち、7回4安打無失点で3勝目(5敗)を挙げた。
初回は先頭の秋山に右中間二塁打を許したが、後続を断って先制を阻止。二回以降も毎回、走者を出しながら粘りの投球を続け、復帰登板で存在感を示した。
最速152キロの直球を主体とした投球で、118球を投げて毎回の11三振。通算803奪三振として、外国人投手の通算奪三振でバッキーの799をかわしセ・リーグ歴代2位に浮上した。1位は郭源治(中日)の1415。
見事な復調ぶりを見せたメッセンジャーは、ヒーローインタビューで「ちょっとお休み頂いてました」と、ちゃめっ気たっぷりにあいさつ。「とにかく早く帰って来て投げたかったし、チームが先に1点を取ってくれたので何とかそれを守り切ろうと必死で頑張りました」と話した。
バッキーを抜いたことには「偉大で素晴らしい数字を残された方。超えられたのはもちろんうれしいし、これにとどまらず、どんどん積み重ねていきたい」と、さらなる意欲を示した。