阪神5割復帰で首位巨人に0・5差

6回、阪神・狩野恵輔が右翼線に勝ち越し適時打を放つ=甲子園(撮影・保田叔久)
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 「阪神4-2ヤクルト」(21日、甲子園)

 阪神が逆転し、3連勝で勝率5割に復帰した。この日、首位・巨人が中日に敗れ、その差は0・5に縮まった。

 二回、2死から左前打で出塁した上本が、けん制悪送球で二塁へ。今成が右前タイムリーを放ち1点を先制した。

 1-2の六回は先頭の福留が右越えに9号同点ソロ。なおもゴメス、上本、今成の安打で1死満塁とし、代打・狩野の右越え2点二塁打で勝ち越した。

 六回に決勝打を放った狩野は、お立ち台で「みんながつないでくれて最高の場面で使ってもらって最高の結果が出て、お客さんに喜んでもらえて本当に最高の気分です」と胸を張った。

 勝率を5割に戻し、首位・巨人の姿が見えてきた。23日から始まる広島2連戦を長野、富山で戦い、本拠地に戻るのは横浜3連戦を迎える26日。「1試合1試合頑張って、次、甲子園に来るときは首位になっているように頑張ります」と、ヒーローは高らかに宣言した。

 先発の藤浪は6回5安打2失点で5勝目(4敗)。七、八回は安藤、福原がつなぎ、九回は呉昇桓が締めリーグ単独トップの20セーブ目を挙げた。

 チームは3試合連続の2桁安打。投打がかみ合っての3連勝に、和田監督も「再スタートとしては順調にスタートが切れた。その中で打撃陣もそうだが、リリーフ陣が休みを利用して息を吹き返した感じがある。とにかくオールスターまであと19試合、1戦1戦拾うというか、勝っていけるようにやっていきたい」と、手応えを見せた。

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