阪神逃げ切り2位浮上!メッセ8回0封
「阪神2-1巨人」(21日、甲子園)
接戦を制した阪神が連敗を2で止め、首位巨人とのゲーム差0の2位タイに浮上した。
0-0の六回、先頭の鳥谷が右前打。続く上本が送り、ゴメスの四球などを挟んだ2死一、二塁からマートンが左越えに27イニングぶりの得点となる先制の2点二塁打を放った。
先発メッセンジャーは初回に2死満塁のピンチを背負ったが、阿部を右飛に仕留めると、四回無死一、二塁のピンチも併殺で切り抜けるなど、8回6安打無失点の好投で6勝目。九回から登板した呉昇桓が25セーブ目を挙げた。2死二塁から代打相川の適時打で1点を献上したが、続く代打中井を中飛に打ち取り逃げ切った。
巨人は先発した杉内が六回途中を2失点で降板。救援した笠原、宮国は追加点を許さなかったが、打線が一回の満塁機を逸するなど、なかなか援護できずに連勝を逃した。
試合後、本拠地のお立ち台に上がったメッセンジャーは「最高の気分です。ジャイアンツを相手に勝てたときはいつでも最高です」と宿敵を封じて6月20日以来となる白星に笑顔。そして、「マートンの貴重なタイムリーでした。今日はあれで十分でした」と隣の盟友の決勝打に感謝した。
3連敗を阻止した和田監督は「昨日は1点も取れずにやられているので、今日は何としても取りたいゲームだった。メッセンジャーが粘り強く8回まで投げてくれた。本当にマートンがよく打ってくれました」と投打の助っ人の活躍を称賛した。