藤浪が完封!自己最多152球で12K
「阪神3-0DeNA」(24日、甲子園)
阪神先発の藤浪晋太郎投手が完封で8勝目を挙げた。プロ入り最多の152球を投げ、12個の三振を奪う力投で、チームに貯金1をもたらした。
初回、二回と三者凡退で好発進。三回には先頭の倉本に中前へ運ばれ、自らの失策も絡んで1死二、三塁のピンチを招いたが踏ん張った。石川を空振り三振で2死。松本は四球で歩かせ満塁とされたが、梶谷を二ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。
六回には先頭の梶谷に四球。二盗も許したが、筒香を三ゴロ、ロペス、バルディリスを連続三振に仕留めて得点を与えなかった。
七、八回は三者凡退。九回には2安打され1死一、二塁のピンチを招いた。しかし代打・後藤を見逃し三振。代打・宮崎を右飛に打ち取って9つ目の「0」を並べた。
この日から甲子園球場での夏の恒例イベント「ウル虎の夏 2015」がスタート。選手は上半身黄色のユニホームで試合に臨んだ。
試合後、ヒーローインタビューのお立ち台に上がった藤浪は「“ウル虎”気持ちいいです!」と叫び、スタンドは大歓声。「真っすぐでファウルが取れていた。自分の調子のいいときはだいたいそう。そのへんが、ピッチングが楽になった一つの要因かなと思います」と振り返った。
完封については「いやあ、もう、気持ちいいの一言。気持ちいい以外ないですね。最後までマウンドを守るというのは、投手として一番うれしいことだと思います」と笑顔で話していた。