阪神、1回6安打一挙6得点で首位浮上
「中日4-6阪神」(28日、ナゴド)
阪神が先制された直後にビッグイニングをつくり、逆転して逃げ切った。阪神は2連勝でヤクルトと並んで首位に浮上した。中日は5連敗。
阪神は2点を追う三回、1死満塁から上本の右前適時打で反撃開始。続く福留も右前適時打で同点とし、なおも2死満塁からマートンの左前2点適時打、今成の左前打をはさんで2死満塁から江越がこの回2度目の打席で中前2点適時打で、この回一挙6得点を挙げて逆転した。1イニング6安打は今季最多。
先発・岩田は5回2/3を8安打4失点で6月16日・日本ハム戦以来、6試合ぶりの勝利となる6勝目(5敗)を挙げた。
六回、2死満塁のピンチで岩田の後を受けて登板し、和田との12球の対戦の末に見逃し三振に仕留めるなど1回1/3を1安打無失点に抑えた安藤が「僕でいいのかなあ」と照れながら、今季初のお立ち台へ。和田との対決を「素晴らしいバッターの和田さんなので、気持ちだけ絶対負けないように自分を信じて投げました」と、充実感を漂わせた。
岩田の6勝目も自分のことのように喜び「岩田も粘ってましたし、岩田の勝ちを消すわけにはいかなかったので、何とか福原さんと呉昇桓につなげられたらと思っていました。今日何とか勝ち星をつけさせることができて良かったです」と笑った。
中日は二回にエルナンデスの左中間越え9号2ランで先制したが、すぐさま逆転を許した。五回、六回に1点ずつを返したが、この日、谷繁兼任監督がプロ野球新記録の通算3018試合出場を達成した試合を飾れなかった。