阪神がDeNAに3連勝 メッセ8勝目
「阪神3-1DeNA」(23日、京セラ)
阪神がわずか4安打ながら効率よく得点し、今季5度目の同一カード3連戦3連勝、貯金を最多タイの「8」に戻した。
初回1死二塁から福留が2試合連続となる先制の右前適時打。四回にはマートンが左翼席へ今季8号ソロを放って加点。さらに五回、2死走者なしからメッセンジャーの遊撃内野安打の後、鳥谷の右前打で一、三塁とし、大和死球で満塁。続く福留の押し出し四球で3点目を奪った。
18日の巨人戦で5失点KOのメッセンジャーが中4日で先発。五回まで安打は投手のモスコーソに許した中前打1本のみと、抜群の立ち上がり。四回から五回にかけては2番・山下幸以下を4連続三振に仕留めるなど、六回まで毎回の9三振と好投を見せた。
八回、嶺井に左前適時打を許して失点したが、8回3安打11奪三振、無四球の1失点にまとめ、7月26日のDeNA戦以来となる8勝目を挙げた。
2桁奪三振は今季5回目で通算15回目。九回を無失点の呉昇桓が38セーブ目をマークした。阪神はこれで今季の京セラドーム主催試合で9連勝。昨年から12連勝となった。
7月26日以来、約1カ月ぶりの白星となったメッセンジャーは「今まで続けてきたことを、今日もしっかりとできればと思っていた。今日もそれができました。今日の1勝で、どんどんノっていきたいと思います」とホッとした表情で話した。
先制打を含む2打点を挙げた福留は、東京ドームでの巨人戦3連敗の直後に挙げた3連勝だけに、「イヤな感じで帰って来ましたけど、ホームでこれだけのお客さんの中で、いい後押しを受けてプレーできたのが良かったと思います」と笑顔で話した。
メッセンジャーに3安打に封じられたDeNAは、今季ワーストの借金10となった。