「阪神２－２広島」（１２日、甲子園球場）

　阪神は延長１２回激闘の末、広島と２－２で引き分け、ヤクルトと同率で首位に並んだ。

　１－２の五回、２死から能見、鳥谷、大和の３連打で同点。延長十二回は２死からゴメスが右前打で出塁。代走に投手の島本を送る総力戦だったが、最後の野手田上が代打で三ゴロに倒れた。先発能見は７回２失点。八回以降は福原、呉昇桓、安藤、高宮の継投で追加点を許さなかった。

　広島はエルドレッドが一回の先制犠飛と四回には１５号ソロの２打点。十二回は１死から田中がフェンス直撃の中越え三塁打。続く石原は二飛、代打梵が死球の後、丸は二ゴロに倒れ、絶好の勝ち越し機を生かせなかった。