阪神3位確定 滑り込みで3年連続CS

 マートンの打撃練習を見つめる和田監督=甲子園
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 「広島0-3中日」(7日、マツダスタジアム)

 今季リーグ最終戦で広島が敗れ、69勝71敗3分けで4位が確定。70勝71敗でシーズンを終えていた阪神は3位となり、3年連続のクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。

 苦しみ抜いた阪神が、何とか次のステージに滑り込んだ。今月4日、広島との“直接対決”に敗れたことで自力でのCS進出を逃していたが、この日広島が敗れたことで、他力本願ながら3位の座が転がり込んできた。

 阪神は昨季、2位でレギュラーシーズンを終え、広島を下して進出した敵地でのCSファイナルステージでは、宿敵・巨人を4連勝で退ける“下克上”を達成。日本シリーズに進出した。その日本シリーズでは、ソフトバンクに1勝4敗で屈しているだけに、今年はリベンジへのチャンスを、まずは手にしたことになる。

 とはいえ、秋風は今年も冷たかった。8月8日に首位に立ち、25日には今季最多タイの貯金8とし、2位巨人に3ゲーム差。CS争いではなく、10年ぶりのリーグVを視野に入れていたはずだった。だが9月に入り“恒例”の失速。11日に広島に敗れて首位から陥落すると、以降は17試合で5勝11敗1分けと、一気に優勝争いから後退。例年の課題を克服することはできなかった。

 2位・巨人とのCSファーストステージは、10日から東京ドームで行われる。

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