阪神タイでファイナル進出へ“逆王手”

1回、先制2ランを放ち阪神 マット・マートンとハイタッチする阪神・マウロ・ゴメス=東京ドーム(撮影・棚橋慶太)
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 「セCSファーストS・第2戦、巨人2-4阪神」(11日、東京ドーム)

 阪神が逃げ切りで接戦をものにした。対戦成績を1勝1敗のタイとし、CSファイナルステージ進出へ“逆王手”をかけた。

 一回2死二塁からゴメス、マートンの2者連続本塁打で3点先制。2点差に迫られていた四回、敵失に乗じて加点した。

 先発メッセンジャーは7回2失点。八回から高宮、安藤、福原と継投して巨人打線の反撃を断った。

 レギュラーシーズン3位の阪神は、10日の第1戦では藤浪を先発に立てたが、延長戦の末に4番手・高宮の押し出し四球でサヨナラ負けを喫した。同2位の巨人にファーストS突破へ王手をかけられていた。

 CSでの指揮を最後に退任が決まっている阪神・和田監督は「明日もうちの勝ちパターンである、先行逃げ切りという形に何とか持っていけるように、また持っていけなくても、とにかく粘って粘って、最後まであきらめないで勝負したい」とファイナルS進出へ意欲を示していた。

 巨人は先発菅野が4回4失点と崩れた。打線は2桁安打を放ちながら、アンダーソンのソロ本塁打などで2得点しかできなかった。2点を追う九回、1死から代打・高橋由が右中間二塁打を放ったが、続く片岡は平凡な一飛。最後は長野の中前に抜けそうな打球を二塁手・大和に好捕されて万事休した。

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