金本アニキ 監督就任で経済効果42億円
阪神タイガースOBの金本知憲氏が次期監督に就任することによる1年間の経済効果の総計が42億5570万円に達すると、関西大学の宮本勝浩名誉教授が18日、試算した。同教授は藤浪晋太郎投手が阪神に入団して1年目から2けた勝利をあげた場合は44億円、楽天田中将大投手が入団したときは35億円と試算していた。
宮本名誉教授は「シーズン途中で失速せずに最後まで優勝争いに加わった」と仮定して試算した。まずは直接効果として6項目をあげた。
(1)は観客増加による消費の直接効果。和田監督在任中(2012年~15年)の観客平均数が約276万人。直近の09年と10年は入場者が多く、両年とも平均300万人を上回った。金本氏の就任により、この人気を取り戻すと仮定すると約24万人の観客増が期待できる。甲子園球場に訪れて1人が1日に消費する額を8000円と仮定。これだけでおよそ20億円の増加が見込めるという。
(2)はキャンプの直接効果。金本氏の就任により観客、報道陣あわせて1万5千人増加すると仮定し、消費総額を3億600万円と見込んだ。
(3)はオープン戦の直接効果で1億6800万円。(4)は金本グッズが販売されることによる直接効果で3億円、(5)は放映権、広告収入などの直接効果により売上増加額が1億円、(6)は金本監督が誕生するまでの諸経費と契約金、年俸の直接効果が推定2億円で、総計約30億円。
以上の直接効果とは別に、これがもたらす一次波及効果と二次波及効果がある。一次波及効果とは、例えばファンが居酒屋で食事をし(直接効果)、その原材料を居酒屋に納めることによる納入業者の売り上げ増を差す。二次波及効果とは、それら業者の売り上げが増えたことにより経営者や従業員の所得が増え、その結果増えた消費活動を指す。
このすべてを合算した場合の金本監督就任初年度における大阪、兵庫、京都などの関西地域における経済波及効果はおよそ42億円となった。
宮本名誉教授は「金本新監督がもたらす経済効果はかなり大きい。チームを立て直すのは容易ではないだろうが、ストイックな精神を選手に植え付けてほしい。期待を込めて長い目で見守りたい」と述べた。
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