阪神ドラ6板山 先輩・山崎撃ち誓う
阪神からドラフト6位指名された板山祐太郎外野手(21)=亜大=が2日、東京都武蔵野市内の同大で指名あいさつを受け、新人最多セーブ記録を持つ同大の先輩投手・山崎康晃(DeNA)からの安打を宣言した。
成立学園高時代から面識があった1学年上の山崎とは仲が良かった。「入寮の時にいろいろと教えてくれたり、食事に連れて行ってもらったりしていた」という。
対戦経験は大学時代の練習試合のみで、1本も安打を打てず。それだけに「当たる機会があれば打ちのめしたい」と気合十分。「ストレート勝負をしてほしい。そのストレートを打ち返したい」と闘志を燃やす。
誰にも負けないと自信があるのは、156キロを計測するスイングスピード。また4年間、一度も練習を休まなかった丈夫さも際立つ。中尾孝義スカウトが「体が強い。伸び盛りだと思う」と期待を寄せれば、西村忠之副部長も「他の人がヒーヒー言うところを楽しくやっている」と無尽蔵のスタミナに目を細める。
当面の目標である明治神宮野球大会優勝に向けて「チームの状態はいい。やるしかない」。強い決意を胸に“タフネス板山”が日本一奪取、さらには先輩撃ちを狙う。