高宮、新加入の高橋にライバル意識
阪神の高宮和也投手(34)9日、兵庫県西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1500万から倍増の3000万円でサインした。(金額は推定)
移籍3年目の今季は自己最多の52試合に登板し、2勝8ホールド、防御率3・03。主に対左打者のワンポイント要員として貢献。「大幅に試合数が増えて、大変さも肌で感じましたし、すごいやりがいのあった年でした」と笑顔で充実のシーズンを振り返った。
球団からは「年間通して左の中継ぎとしてフル回転してくれた」と評価してもらった一方で「右打者も(含めて)1イニングいける投手になってほしい」と要望を伝えられた。高宮自身も「左打者だけでなく、右打者も1イニングしっかり投げられるようにしていきたい」と前向きな姿勢を見せた。
来季は中日からFAで同じ左腕の高橋が加入。「高橋は実績もあるし、いい投手」と認めつつも「僕も今年投げて自分なりに手応えをつかんだし、自信もついた」とプライドをのぞかせた。「負けないように、お互い刺激しあってやっていければと思います」とV奪回へ切磋琢磨(せっさたくま)することを誓っていた。