阪神2軍キャンプ スズメバチが襲来
「阪神2軍春季キャンプ」(8日、安芸)
2軍キャンプ地の安芸でヒヤリとする出来事が起こった。午後からの自主練習中、ドラフト1位ルーキー・高山俊外野手(明大)が掛布雅之2軍監督と熱心にティー打撃へ取り組む中、筒井打撃コーチが衝撃の一声を発した。
「そこにでかいハチがおる!」
2人の場所から約2メートルの距離に置いてあったトンボの影にスズメバチと思われる蜂を発見。遠目から見ても明らかに分かる大きさに、グラウンドは騒然となった。
「僕が行きます!」と高山がバットを持って追い払おうとしたが、慌てて周囲が「やめとけ、やめとけ」と制止。期待のルーキーが蜂にさされようものなら…。シャレにならない。
スタッフがトンボを動かしても飛んでいく気配がなく、掛布2軍監督は「これは弱ってるんじゃねぇか?」と分析。最後は中尾スカウトが2本の棒でスズメバチをはさみ、グラウンド外へと運んでいった。幸いにも被害者は出なかったが、ヒヤリとさせる“来訪者”だった。