阪神・岩崎、今キャンプ最多の151球
「阪神春季キャンプ」(18日、宜野座)
岩崎優投手(24)がブルペンで低めへの制球を意識しながら、今キャンプ最多となる151球を投げ込んだ。変化球では、これまでほとんど“封印”していたフォークを解禁した。
11日の紅白戦は2回を4安打1失点、16日の楽天との練習試合でも2回4安打3失点と精彩を欠いた。ともにチェンジアップの制球に苦しんだことが原因だった。
この日は代替として、フォークを精力的に練習。「精度が低いので今まであまり投げていない」という球種だが、打席に立った矢野作戦兼バッテリーコーチは「あの真っすぐで、あのフォークやったら(打者は)絶対振るで」と絶賛。球を受けていた岡崎も「いいね、いいね」としきりに褒めていた。
先発ローテ3、4番手を狙う左腕は「チェンジアップがコントロールできず、スライダー頼みになると厳しい。そういう時にフォークを使えれば」と意図を説明。「今までより手応えはあった。シーズンでもチェンジアップがうまくいかない時はフォークを増やしていきたい」と完全習得へ意欲を見せていた。