「ウエスタン、オリックス０－５阪神」（１８日、鳴尾浜）

　阪神２軍が、開幕４戦目で今季初勝利を挙げた。昨オフ就任した掛布雅之２軍監督（６０）にとっても、うれしい公式戦初勝利。小豆畑から受け取ったウイニングボールは自らサインをしたため、阪神ファンで埋め尽くされた三塁側スタンドへ投げ込んだ。

　開幕投手を務めるメッセンジャーは、７回を１安打無失点と盤石の投球。「（捕手の岡崎と）いい仕事ができたと思います」。球数はわずか６２球、二塁を踏ませない安定感抜群のマウンドだった。

　攻撃陣も初回に中谷の中前適時打で先制し、三回には陽川が今季３号となる２ランを左中間へたたき込んだ。

　１５日にウエスタンが開幕し、３連敗と足踏みしていたがこの日は１１安打５得点と快勝。掛布２軍監督の表情は、晴れやかだった。