西岡、涙のお立ち台「阪神のために」

殊勲打を放った阪神・西岡剛は最初の祝福を受ける=甲子園
3枚

 「阪神3-2広島」(8日、甲子園球場)

 阪神が劇的なサヨナラ勝ちで首位に浮上した。1-2の九回、広島3番手・中崎を攻め、1死一、二塁から、鳥谷の投手内野安打に相手の失策が絡んで同点。なおも1死一、三塁で、西岡が右中間にサヨナラ打を放った。ヒーローインタビューに立った西岡は、涙を浮かべ、喜びに浸った。

 サヨナラ打には「いやもう、言うことないですね」と感無量の表情。「今年は元気ですね」と振られると、「監視されてますから」と、金本監督を意識した言葉。サヨナラ打を放った打席に立つ前にも声をかけられたといい「『お前が決めろ!初球からどんどんいけ』と背中を押してもらったんでね。励みになりました」と明かした。

 金本監督からいじられることが多い西岡だが、「監督がいじることによって、ファンもいじり出すのでちょっとやめてもらいたいかなと思います」と苦笑い。「キャンプからサボリ大魔王と、ずっと言い続けられてきましたから、いつかこういう日が来て、西岡がやってくれたと言われるように、日々やってます」と、金本監督への“意識”を明かした。

 ファンに向けての言葉を求められると「本当にこの2年間、ケガをして、この場に立ったこと、本当にうれしいなと思いますし…」と話すと、こらえきれず涙をぬぐった。そしてファンの大歓声の中、「今年、阪神のために一生懸命やりたいと思いますので、温かい声援を送ってほしいなと思います」と決意表明した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス