超変革に称賛 阪神阪急HD株主総会
阪急阪神ホールディングス(HD)の第178回定時株主総会が14日、大阪市北区の梅田芸術劇場メインホールで開催された。3882人の株主が出席し、質疑応答では恒例のタイガースに関する話題も飛び出した。
最初にマイクを手にした男性株主は「“超変革”ということでされていますが、大変すばらしいと思います」と、まずは就任1年目の金本監督が推進するチーム改革を称賛。「今年は負けが込むときもありますが、よくやっているのが目に見える。私どもはこれを求めていました」と、積極的な若手起用の采配などを評価する声が上がった。
「一度、日本一になってほしい」という阪神ファン歴70年という高齢男性の株主からは、一部コーチの指導力を疑問視する声も出た。女性株主は甲子園球場内および周辺の女性トイレの不備を指摘。洋式トイレや化粧直しスペースの増設など具体例を挙げて「トイレの“超変革”をお願いします」と切実に訴えていた。
阪急と阪神が経営統合して10年になるが、男性株主の「阪神タイガース」の名称不変を確認する質問に対しては、議長を務めた角和夫社長(67)が回答。「変えることは未来永劫(えいごう)ない。タイガースは阪神タイガースです」と明言していた。