福留、日米通算2000安打一問一答(中)
「広島4-2阪神」(25日、マツダスタジアム)
阪神の福留孝介外野手(39)が日米通算2000安打を達成した。4点を追う六回2死二塁で迎えた第3打席で、広島の先発・岡田から、この日2安打目となる二塁内野安打を放った。 試合後の一問一答は以下の通り。
(会見で)
-2000安打のうち、最も印象に残っているヒットは?
初めて首位打者を取る時(02年)に、東京ドームで打ったヒットが僕の中ですごく印象に残っているヒット。その時に松井さんと首位打者を争っていたのでね。相手が相手だったですし、体が固まって全く動けなかったのは覚えています。
-誰に支えられてここまできたのか。
誰という特定の人ではなく、周りの方々にたくさん支えられて。自分の一番近くにいた家族が見守ってくれて支えてくれたので、感謝しかないですね。
-たくさんの指導者の方にも支えられた。
僕にとって、携わっていただいた全ての方が恩師です。
-次なる目標は。
もう個人的な数字というのを追っかけることはないと思いますし、あとはチームが勝つということ。それが僕の中で一番の目標ですね。
-海の向こうにはさらにヒットを積み重ねている先輩(イチロー)がいる。
あの数字を見ると、『2000』というのがかすんで見えますけど。やっぱり上にはすごい人がたくさんいるので、少しでも近づけるように。多分無理でしょうけど(笑)、頑張ります。
-日本通算2000本安打も残り500本を切った。
そこはあまり見ずに、まず目の前のことを一つずつやっていけたらいいです。
-ファンに向けて一言。
こうやって2000本を打つということにたくさんの声援をいただいて、ありがたいです。これをまた僕はチームの勝利ということに対して変えていって、ファンの方々に恩返しができればいいかなと思います。
-残り何本かになった時の重圧はあった?
特になかったですね。いつも通りという感じで打席に入ったので。
-達成する理想はあった?
あんまり持たなかったですね。何でも“H”が付いて、ヒットになればいいかなと思います。