ディーン元気メダルへ“禁欲生活”
ロンドン五輪陸上男子やり投げ代表・ディーン元気(20)=早大=がメダル獲得を実現するため自らに“禁欲生活”を課す。22日、都内の代々木公園陸上競技場で行われたトワイライト・ゲームズに調整出場し、大会新の78メートル72で優勝した後「これからはあまり街(繁華街)に出ないで、周りの世界を遮断し、自分の世界に入っていきたい」と、真剣な表情で禁欲プランを披露した。
この日は前日の日本選手団結団式の疲れもあって記録は伸びなかった。それだけに24日から都内で行う村上幸史(スズキ浜松AC)との直前合宿を重要視している。「今日はまだ30から40%の状態。来週の合宿では、街に出ないで、しっかり仕上げていきたい」と「街に出ない」を繰り返した。
合同合宿は今月末まで続け、8月1日にロンドンへ向けて出発する。「終わってもやり投げを好きになれるようなオリンピックにしたい。目標の設定はせず、大自己ベストを狙いたい」。禁欲生活で集中力が研ぎ澄まされれば、結果は自ずとついてくる。
