沢「これからも精進していきたい」
ロンドン五輪で過去最多の38個のメダルと80の入賞を果たした日本選手団の解団式が14日、都内のホテルで行われた。この日は本隊が2班に分かれて成田空港に帰国。空港では約千人が五輪戦士を出迎えるフィーバーぶりで、日本オリンピック委員会(JOC)は、メダルラッシュにメダリストの凱旋パレードも予定。上村春樹選手団長(61)は金メダル7個に「きちんと検証してつなげたい」と、次回のリオデジャネイロ五輪では、東京、アテネ五輪の最多16個の金メダル数更新を狙う。
女子サッカーで初の銀メダルを獲得した“なでしこジャパン”が、あらためて喜びをかみしめた。4度目の五輪を終えた前キャプテンの沢穂希(33)=INAC神戸は「最高の仲間と最高の舞台で最後に米国とやれた。代表19年でいい五輪だった」と振り返った。代表からの“引退”にも揺れたが「これからも精進していきたい」と、力強く話した。
キャプテンとしてチームを率いた宮間あや(27)=岡山湯郷=は「今回はみなさんに支えられ、期待されている中で銀メダルが取れた。たくさんの声援と温かい言葉をもらった」と感謝。新たなチャレンジへ向けて大黒柱としての責務も自覚。「これも30年の歴史を築き上げてきた先輩たちのおかげです。これからも盛り上げていきたい」と、先人が築いた歴史を踏まえながらステップアップを誓った。