世界一のファイトが和歌山にやってくる。ロンドン五輪で、日本ボクシング界４８年ぶりの金メダルを獲得した男子ミドル級の村田諒太（２６）＝東洋大職＝が１５日、同バンタム級銅メダルの清水聡（２６）＝自衛隊体育学校＝らと都内で会見。２４日に、和歌山県立体育館で開幕する国体近畿ブロック大会に出場すると明言した。

　異例の金メダリストの参戦だけに注目を集めるのは必至。国内で敗れたのは、０４年の国体本戦が最後とあって「負けられない。すごいプレッシャーですよ」と、余裕にも見える苦笑いを浮かべた。「お世話になったから」と、母校の南京都高がある京都代表として出場。同校での恩師、故武元前川氏の墓前で金メダル報告も行うという。

　テレビの出演以来なども殺到している。放送が予定されている、「ジャンクスポーツ」（フジ・関西系）からも依頼が来ており、「出演するのがが夢だった。ダウンタウンにあこがれてますから」と目を輝かせた。

　また、プロ入りについては「今は考えていないが、終わってから見えてくるのもある。（プロ側の話も）聞くぐらいなら」と含みを持たせた。