ロンドン五輪体操男子個人総合金メダリストの内村航平（２３）らコナミ所属の選手４人が２３日、東京・六本木の東京ミッドタウンで報告会を行った。前日の夕方５時から並んだという徹夜組を含めた約５０００人のファンが詰めかけ、五輪メダリストによる２０日の銀座パレードに続き、内村に黄色い声援が飛んだ。

　レッドカーペットを歩いて登場した内村は「体操はあまり人気がなかったけど、ロンドン五輪でこうやってたくさん来てもらえるようになって、人気が出たと思っています」とニンマリ。日本体操協会は、１１月から全国５都市でファンへの感謝を込めた演技会を予定しており「“凱旋ツアー”にもぜひ来てください」と呼びかけた。

　内村のほか、コナミ勢のメダルは２４日から３日間、東京ミッドタウン内に展示される。これで五輪後のイベントラッシュも一段落。凱旋試合となる９月の全日本社会人選手権（相模原）に向け、絶対エースは「４年後のリオを目指して、１つ１つの試合をやっていきたい」と再出発を宣言した。