瀬戸、夜の決戦大歓迎「野生の本能解放する」
リオ五輪の競泳男子400メートル個人メドレーで金メダル候補の瀬戸大也(22)=JSS毛呂山=が7月31日、試合会場で練習を公開。夜10時開始の決勝レースに向けて「野生の本能を解放する」と“野獣化”してライバル萩野狩りを狙う。
不慣れな時間帯の決戦となるが、瀬戸はむしろ大歓迎だ。「夜の方がやっぱり(野生的になる)というイメージなので」。夜となれば自然とうずく本能。「この前(夜の練習で)泳いだときもメラメラした」と大爆発の予感を感じた。
五輪を制するために“夜の帝王”になる。遅く寝て遅く起きる生活で夜型にもシフト中で「あとはどれだけ金メダルを取りたいか、ライバルに勝ちたいか」と闘志を燃やした。
金メダルへのシミュレーションもバッチリだ。寝る前には目を閉じて本番の展開をイメージ。「前半の200メートルで体一つ分リードされてるくらいなら、後半に抜ける自信がある」。また、北島康介や柴田亜衣ら歴代の金メダリストの優勝シーンを見て研究し、「自分もこういう風に取るぞというイメージをしてる」と青写真を描いた。