陸上選手団33人がリオへ出発 桐生、9秒台出す!
リオ五輪代表の陸上選手団33人が1日、成田空港から出発した。短距離陣などで、米国合宿からリオ入りする。初の五輪に挑む男子100メートルの桐生祥秀(20)=東洋大=は「9秒台が決勝ライン。自分もそこ(決勝)に立ちたい」と宣言。山県亮太(24)=セイコーホールディングス、ケンブリッジ飛鳥(23)=ドーム=も同様に、9秒台での決勝進出と400メートルリレーでのメダル奪取を誓った。
しのぎを削ってきたライバルである一方、普段から仲がよい3人。この結束力は大舞台で大きな武器になる。「仲良くしてもらってうれしい。すごく楽しくて」と桐生が言うように息はぴったりだ。
この日は山県とケンブリッジが偶然同じ腕時計を着けており“仲間はずれ”の桐生は「それ空港(免税店)にあるかな」と探すそぶりも。チームワークが結果を左右するリレー種目で「メダルを獲る」と3人は声をそろえた。強い絆で夢を現実のものにする。