卓球男女日本代表が４日、試合会場で公開練習を行った。４度目の五輪出場となる福原愛（２７）＝ＡＮＡ＝は、ベテランらしい頼もしいエピソードを披露。選手村のトイレが壊れ、自力で修理したことを明かした。

　選手村入りして約１週間が経過。生活について聞かれると「たくましくなってます」と言い切り、この日朝の出来事を明かした。「トイレが壊れて、自力で直しました。タンクの水を取り込むところが浮いていて、そこが駄目なんだろうと。私が部屋にいないときに壊れたら大変だから、（伊藤）美誠にも伝授した」と胸を張った。そばで見ていた伊藤は「修理屋さんみたいだった」と感嘆した。

　選手村ではトイレの逆流など水回りのトラブルが続出しているが、卓球は世界中でツアーが行われるため、福原にとってトラブルは日常茶飯事。「シャワーはお湯でも水でも出ればいい」とたくましく言ってのける。

　もちろん競技面でも、抜かりはない。「毎日限界まで追い込んできた。時計が１周回るぐらい。あとはやってきたものをどれだけ出せるか」。難解な水回りも世界の強豪も、愛ちゃんに攻略できないものはない。