柔道解説の野村忠宏氏、先輩インタビューが話題 「よう頑張った」「悔しいよな」
「リオ五輪・柔道」(6日、カリオカアリーナ)
フジテレビ系による中継で選手にインタビューをした男子60キロ級で五輪3連覇を達成した野村忠宏氏が話題になっている。女子48キロ級の近藤亜美、男子60キロ級の高藤直寿は、銅メダルを獲得したものの、目標の金メダルには届かず。取材エリアに涙しながら姿を見せた2人に、野村氏は先輩として取材というより、激励に近いインタビューを行った。
先に銅メダルが決まった近藤には、どんな気持ちで3位決定戦に臨んだかや、大会を終えた心境をたずねた後に、「よう頑張った」と肩をぽんぽんと優しくたたいた。同じ階級の後輩である高藤への第一声は「悔しいよな」。近藤と同様の質問をした後で、「思い切り泣いて、胸を張って(帰ろう)。ありがとな」と励ました。
解説者、取材者として以上に、先輩としての目線がにじみ出たインタビューにネット上は賛否両論。「感動する」、「励ます姿、うるっときた」と受け止めた人がいる一方、「敬語で話しかけなさいよ」と一線は引くべきと指摘する声も。
そして、もうひとつ。野村氏は手にしたマイクを常に選手の方へ向け続けてしまっていたため、放送上、質問が聞き取りづらくなってしまう場面があり、「マイクの使い方を教えてやってくれ」という意見もあった。