【篠原信一コラム】「ダブル金」柔道界とって最高の日!ベイカーの功績は大きい

 いやー、柔道がダブル金メダル!柔道界にとっては最高の日になりました。

 女子70キロ級の田知本は(7位に終わった)ロンドンでは悔しさがあったと思いますが、最高の頑張りを見せました。しっかりと組んで、得意の大外刈り中心に最後は谷落とし。2戦目、3戦目はゴールデンスコア(延長戦)となり体力的にかなり消耗したはずですが、準決勝でも決勝でも、そんな疲れを見せなかった。4年間悔しい思いを忘れず自分を追い込み、稽古をしてきたのかと感心するとともに、彼女の思いの強さを感じました。

 男子90キロ級のベイカー茉秋も、日本選手でこの階級初めての金メダル。世界では厳しい階級と言われてきましたが、これからはオレもやってやるぞと他の選手たちも彼に続き、国内全体のレベルも上がるでしょう。そういった意味では、彼の功績は大きいです。イケメンなんで女子のファンも増えて、柔道人気も出ればと思います。

 体操では、個人総合で内村選手がものすごい逆転優勝。本人の努力もあるのでしょうが、とにかく演技が美しい。彼が演技することで、余計にそう見えるんでしょう。これで、ますます彼の人気が出るでしょうね。うらやましいぞ!(笑)。

 前日の話になりますが、競泳の男子800メートルリレーで52年ぶり銅メダル。こないだの体操団体戦に引き続き、団体戦の良さを感じました。チーム一丸となっててええなあと思います。こういうの見ると東京でのオリンピックでは、ぜひ柔道でも団体戦ができればなあと思いますね。

 これも前日の試合ですが、カヌー・スラロームで羽根田選手がアジア初のメダルを獲得しました。申し訳ないですけど、カヌーはマイナー競技。カヌーという競技を知らしめることのできる、価値ある銅メダルでした。

 スポーツってええなあと改めて思います。感動、勇気、そして子どもたちに夢を与える五輪です。朝も夜もメダルラッシュ!ほんまに寝てるヒマなんかないでー!!!まだ前半戦でしょ、これからが楽しみです。(デイリースポーツ特命リオ五輪応援団長・篠原信一)

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